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ドクターコラム

糖尿病のお話

糖尿病の歴史

その歴史は大変古く、3500年前(紀元前1500年頃)のエジプトの王テーベ王の墓から発見された本の中にすでに糖尿病と思われる病気の治療法が記載されていて、約1800年前(紀元150年頃)のカッパドキア(現在のトルコの古代都市)のアレタエウスが重症糖尿病についてはこんな記述を残しています。『糖尿病は驚くべき疾患であり、肉と手足を湿った冷たい老廃物として尿中に溶かしてしまう。

その分泌物は賢と膀胱により普通の経路で排出される。患者は決して尿をつくることを決してやめないが、排尿は水門を開きっぱなしにしたように絶えない。この疾患は慢性的なものであり、徐々に起こるが、いったんこの疾患が完全に確立されてしまうと、引き起こされる衰弱は急速で死は速やかであり、患者が長生きすることはない』と。この記述は本当ではありませんがまったくのウソというには、とてもよく糖尿病という病気を表現しています。まさに、人類の歴史とともに糖尿病は現れているといっても過言ではありません。

 

さて、私たちの日本ではどうだったでしょうか、実は平安時代(966~1027)の権力者、摂政関白であった藤原道長(源氏物語の作者、紫式部の後援者としても有名で一説には光源氏のモデルとも言われています。)が〔栄華物語〕や〔御堂関白記〕の記述などから、日本第一号の糖尿病患者と考えられています。また、糖尿病の病状に苦しみ、晩年には失明し、背中に出来物ができ、それが化膿して死んだと書かれています。では何故?藤原道長は糖尿病になってしまったのでしょう。

 

当時彼の生活は山海の珍味に、酒の宴といった食べすぎ、十二単、牛車といった運動不足、権力争いといったストレス、そして、当時はやや肥満が美男美女の条件であり(肖像画を見ても藤原道長さんもきっとこの条件を満たしていたと思われます。)
そして同じ日本人であり、遺伝といったことが人体の中で優一血糖値を正常にするホルモン(インスリン)をつくる膵臓(すいぞう)に負担をかけ、インスリンが膵臓から出ない、インスリンが膵臓から出ても足りない、インスリンが膵臓から出ても働かないといったことが起こり、糖尿病の原因となりました。


今から糖尿病を学ぶ皆さんは自分は摂政関白ではないから関係ないと思われているかも知れませんが、同じ日本人であり遺伝の可能性は誰にでもあり、食生活が豊かになりお金を払えば道長すら食べることが出来なかった食事をし、牛舎に代わり自動車、電車と交通手段が発達し運動不足になりがちで、なおかつ『テストだ』『通り魔だ』と何かとストレスの多い現代は、ますます、糖尿病に誰がなってもおかしくありませんね。

 

事実、21世紀には今まで日本で600万人だった糖尿病患者数は1600万人に達すると予想されています。人体内で唯一血糖値を正常に下げるホルモンであるインスリンは、今から75年前(1921年)のカナダのトロン大学でバンチングとベストによって発見されます。糖尿病昏睡などで悲惨な死を迎えていた人々、例え生きていても悲惨な生活を送っていた人々がインスリン発見によって助かるようになりました。その中でもバンチングによって治療された14歳の少女の話が有名です。

体重が20Kgしかなく極端な食事療法を行われていた彼女がバンチングのもとでインスリン療法を受けるようになってから食事の充実と体重が正常にもどり、骨と皮だけであった体が少女らしい体つきにもどり、日常生活も普通の人々と同じように送れるようになり、そして結婚し3人の子供に恵まれ、73歳の寿命をまっとうしたというものです。1955年には経口血糖降下剤(SU剤と呼ばれる薬)が登場したことで注射をしなくてもよい患者さんも現れ、1944年には食後血糖改善剤(α-グルコシダーゼ阻害剤)が、1977年にはインスリン抵抗改善剤(インスリンの効きを良くする薬)が登場し、ますます良い治療法が開発され、1999年には超速攻性の経口血糖降下剤が登場しています。

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